誰が為に私は学ぶ?
na i yuan( うさねこP )です。
今日は、先日とあるセミナーに参加しまして、そこで音楽、主にMIXで学んだことを音にアウトプットする前に、音楽に対する気持ちの整理をと思い、ブログ投稿です。
注意 : 専門的な話題が多くなってしまうかもしれません
講師は二人体制。
片方は音楽理論、もう片方はミキシングの授業でした。
ぶっちゃけ音楽理論の講師がセクハラ親父で最悪な気分だったりしたのですが、それでも学ぶことは多かったです。
とくに、歌みた界隈でMIX師という存在が居ますよね?
歌い手さんからボーカルのみの録音データを貰って、そのピッチ補正をしたりマスター音量をいじったりして、綺麗な歌声に完成させてあげる人達のことです。
それを、「MIXだけっておかしくない?」と仰っていたのが印象的で、尚且つ頭を鈍器で殴られたかのような衝撃を覚えました。
どうやら、その先生曰く、「まずボーカルのレコーディングが良いものになってないと意味がない。そのために、レコーディングでなるたけやる。それはレコーディングエンジニアが必ず録音するもので、歌う本人が録音するものではない。それで、エンジニアがなるたけ上手く撮って、良いボーカルデータが録音できてからがボーカルエディット(ピッチ補正などのMIX)の出番」とのこと。
…確かにその通りだな、と思わざるを得ませんでした。
MIX師もちょっぴりやっている手前、ぐうの音も出ず。
そして何よりためになったのは、トラック(伴奏)全体のMIXの仕方でした。
私はover the dimension of voiceで、初めて編曲を含めた作曲をした形だったのですが、それと同時にMIXも初めてだったのです。
この曲を聴いて下さった方が、「ずっと聴いていられる」と言ってくださいました。
とてもとてもとても嬉しかったのですが、私は出来上がった当初、とてもじゃないけど何十回も聴けない!と感じてしまったのですよね。
不協和音に意図的にしたところはあれど、でも、不協和音になるはずがないようにコード進行やボーカルを組んだはずのところでさえ、楽器の音と音がぶつかっているように感じて、喧嘩しているのをずっと聴いて行けなきゃいけないような…
この曲は王道のバラードポップを目指して編曲を行いましたので、パンクならまだしもそんな風に聴こえるはずがない…
何故か?
と思った時、MIXで失敗してしまったんだ。
…と気が付きました。
今の出せる全力で折角作った曲を、最後の最後の仕上げの、言うなれば渾身のお料理を盛り付けで失敗してしまうような形で、少し言い方は悪いですが、「自分で自分の曲を潰してしまったのかもしれない」と感じてしまったのです…
「ずっと聴いていられる」、というお言葉は、楽曲全体の組み方から、シンプルに楽曲の評価として頂けたお言葉だったのだろうと思い、尚更そんな風にまで言って下さる方がいるのに、MIXでやってしまった…と思ってしまいました。
(お言葉を頂けた方には重ね重ね感謝感謝です。そのお言葉がなければミスに気がつきませんでした…!)
…というわけで、現在ミキシングを猛勉強中、勿論音楽全体を勉強中です。
まだまだ私は駆け出しですので…
そして、同じく聴いて下さった方が仰ってくれた、「CDにして欲しい」という私にはあまりに勿体無い程のお言葉もあって、そこから、必ずミキシング・オーディオミックスダウンVOCALOIDのボーカルエディットも含めて再構成した「一枚丸々アルスロイド」の、完成度の高いアルバムを作れるよう、なによりも努力中です。
…実は、15の時に1年半音楽を学んだのですが、今こうして学び直すことにしようとしています。
それもこれも全部、「アルスロイドに還元したくて」というちょっぴり恥ずかしい(他の人はデビューしたい!という声が多い中で、志が低いかも知れないのですが…)動機からでσ(^_^;)
やはりアルスロイドは間違いなく私の人生を変えたんだな、と痛感した今日この頃であります。
本当はすぐにでも新譜を!と思っていたのですが、次の新譜は少し先になってしまうかもしれません。
アルスロイドがこんなにも素晴らしい可能性を秘めたVOCALOIDであることを少しでも多くの人に知ってもらうために、学びながら、より良いものを作りたいから…
新譜、待っていてくれたら幸いです!
あ、あと、いつかボーマス/通販でアルスロイドオンリーのCDを出すという一つの目標も!
達成できる時をお待ちしてやるよ!と思って下さる方がもし一人でもいらっしゃるのであれば、これ程勇気付けられることはありません。
そんなで、MIXの大事さを学んだ、na i yuan( うさねこP )でした。
お読み頂きありがとうございます(__)
また今度!